eSportsがAcerを救うか

eSportsがAcerを救うか

作者サマリー

Acerは中国発のメーカーとして、日本では主にPCブランドを展開している事で、Acerの名前をご存知の方も多いのではないだろうか。しかし、近年ではスマートフォンの普及によりPC機器の売上が低下している。Acerが主軸にしていたPC機器の低迷を打開するために、Acerが力を入れているのが右肩上がりのゲーマー向けの製品である。また、ゲーマー向けの商品に限らず、スウェーデンの会社とジョイントベンチャーにて立ち上げたVR事業にも力を入れていくと語るのがAcer CEOのチェン氏だ。

AcerはASUSやMSIなど、同様にゲーム周辺機器を扱っている会社と競る事になるが、Acerの展開するゲーマー向けのPCブランドである「Predator」はそのデザインや性能を高く評価され、頭が一つ出ている形となっている。Predatorの価格は2,500USDと、価格を見ても他社と比較して安価となっている。価格競争だけではなく、ゲーマーのパフォーマンスを最大限に引き出せる様なハードウェアを展開している。

米モルガンスタンレーの調査によると、2018年にはPC部門は横ばいが予想される中、ゲーム領域は売上において70%増が見込まれるとの事。Acer CEOのチェン氏自身も、2020年までにはeSports向けの製品にて毎年売上32%増を計画しているとの事。

作者インサイト

eSports業界のリサーチに力を入れてるNewzoo社のレポートによると、2018年にはeSports市場価値は約7億USドルに達する事が見込まれており、その内の約5億USドルはeSportsに関わる各ブランドが投資しているものになります。この半分以上はスポンサーシップによるもので、ゲーマーを支援する体制も拡大している事が分かります。

Galleriaなど日本のメーカーによるゲーミングPCもありますが、まだまだ海外メーカーのブランド力の方が高いのではないのでしょうか。今年の2月にプロゲーマー向けのライセンスが公式に採用された事から、今後日本からも世界に羽ばたくプロゲーマーが増えてくると予想しています。この時に、日本人プロゲーマーには、やはり日本のメーカーがスポンサーとしてついて欲しいのが個人的な思いです。

プロ野球選手や、プロサッカー選手に代理人がつく様に、グローバルで活躍する事の出来るプロゲーマー向けの代理人業も必要となってくるでしょう。海外のプロゲーマーにも日本のメーカーがスポンサーで付く可能性を踏まえて、ソニーの様な日本の大手会社もeSports業界に参入する事を期待したいです。

参照URL

https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-02-20/acer-counts-on-extra-life-from-gamers-to-escape-pc-purgatory

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